プリザーブドフラワーの資格

「プリザーブドフラワー 資格」で検索するとたくさんの民間の資格や教室が出てきます。
この中から何を選んで、いくらかければ、何ができるようになるのでしょう。
実際に資料取り寄せたり、HPを参照してプリザーブドフラワーの資格について整理してみました。
趣味を深めたい方や、先生になって開業を考えている方の参考になれば幸いです。

はじめに~何のために資格を取るのか~

そもそもなぜプリザーブドフラワーの資格をとるのでしょう?

多くの方が資格を取る理由は

  • スキルを高めたいから
  • 教室を開きたいから

の2つでは無いでしょうか。

スキルを高めるのに、資格の取得は1つの目標や目安になるかもしれません。
技術の習得のために、資格取得につながるコースを受講するという考え方はあります。
しかし、プリザーブドフラワーの資格取得のためにかかる費用は、どれも技術の習得の対価にしては割高です。
また、お医者さんや保育士さんなどと違ってプリザーブドフラワーの先生になるためには本来資格は必要ではありません。
資格を取得すると、「教室の看板」を掲げることができます。
「教室の看板」として○○取得とか、○○認定と書くことができるようになれば、初めてお会いする方に安心感を与えることができ、先生になり開業を考えている方にとっては、集客のために効果があるのかもしれません。
資格取得のための費用の一部は、その「看板代」と割り切るという考え方もあるのかもしれません。

プリザーブドフラワーの資格概要

まずはじめに、プリザーブドフラワーについての国家資格はありません。
よって、今回調べたのものも、すべて民間の資格になります。

「プリザーブドフラワー 資格」で検索して出てくるの団体について、資格・費用を比較しました。

  1. JPFA(日本プリザーブドフラワー協会)
  2. FDA(Flower Decorators Assosiation)スクール
  3. FEJ(Flower Education Japan)
  4. IPEA(International Preserved Flower Association)
  5. AUBE(AUBE Preserved Academy)

※本記事は、2017年5月現在、調べられる範囲(パンプレットとインターネット情報)で調べたものです。必要な費用が漏れていたり、転記ミスがあったりするかもしれません。ご受講の際は、必ずご自身で各団体にご確認くださいますようお願いいたします。

1 JPFA(日本プリザーブドフラワー協会)

JPFA(日本プリザーブドフラワー協会)は、2000年4月に設立された協会です。
(約6,000人が卒業とのこと。)

JPFAでは、「JPFAプリセルジュ検定」、「JPFAディプロマ資格」の2つの資格を設けています。

JPFAプリセルジュ検定

取得要件

3時間の講義を受けたあと、誰でも取得できるもののようです。

受験費用等

  • 受験資格者 プリザーブドフラワーに興味がある方 (小学生以上)
  • 日 程 全国の各認定教室で随時受験可能
  • 試験方法 講義・作品制作・レクチャー
  • 試験時間 180分
  • 検定料 12,000円+税 (アレンジ代・検定証発行費込み)

あくまで、コース入門やディプロマ取得に向けた入り口のような位置づけです。

JPFAディプロマ資格を取得するには

取得要件と受験費用

  • ディプロマ取得コースを受講

することが、必須要件となります。コースは「通学」タイプでJPFA認定教室に実際に通って受講することになります。

ディプロマ取得コース

  • 全12単位 (アレンジメント: 10単位 / ブーケ: 2単位)

であり、

  • 受講料 220,000円 (+ 消費税) 花材費込み

の費用がかかります。

また、ディプロマの申請には別途費用がかかるとのことです。

さらに、登録教室を開講する場合には、

  • 登録教室開校講座 40,000円+税 (レッスン料)

を受講する必要があり、
認定教室を開講するには、

  • 認定教室開校講座 70,000円+税 (レッスン料・花材・資材費込み)

を受講する必要があるとのことです。

(登録教室より認定教室の方ができることが多い。)

コースの内容はアレンジメント、ブーケ、コサージュとなっており、プリザーブドフラワーと言う素材を使ったアレンジメントの技術がメインであるようです。

申請の費用、資格の維持の費用については、インターネットからはわかりませんでした。

公式HPリンク JPFA

2 FDA(Flower Decorators Assosiation)スクール

FDAスクールは1991年にその前身となる教室が設立されています。プリザーブドフラワーの資格ができたのは2007年とのこと。フラワーアレンジメントやお花屋さんになるための生花の扱いに関する資格も扱っており、それらも含め、累計受講者数は2万5,000人以上とのこと。
FDAでは、「FDAプリザーブドフラワー2級」、「FDAプリザーブドフラワー1級」と言う資格を扱っています。

FDAプリザーブドフラワー2級

コースを受講して、試験に合格するとFDAプリザーブドフラワー2級を取得することができます。

取得要件と費用等

  • FDAプリザーブドフラワー2級対応講座(通信) 費用 194400円

を受講します。
受験して取得後、加盟教室申請を行なうことで、FPF登録教室を開設することができ、FPF2級指導校になることができます。受験、登録、年会費に以下の費用がかかります。

  • 受験費用 7700円
  • 登録費用 14000円
  • 年会費  6480円

FDAプリザーブドフラワー1級

2級取得後、さらにコースを受講して、試験に合格すると、FDAプリザーブドフラワー2級を取得することができます。

取得要件

  • FDAプリザーブドフラワー2級を取得していること
  • FDAプリザーブドフラワー1級対応講座を受講すること

が要件となります。
FDAプリザーブドフラワー1級対応講座(通信)の費用は

  • 194400円

受験し合格すると、FDAプリザーブドフラワー1級を取得することができます。FDAプリザーブドフラワー1級を取得し、加盟校申請を行なうことでFPF登録教室を開設することができ、FPF1級指導校になることができます。そのためには、以下の費用が掛かります。

  • 受験費用 9900円
  • 加盟校申請費用 17200円
  • 年会費  6480円

公式HPリンク FDA

3 FEJ(Flower Education Japan)

FEJは2010年に設立され、会員数3,000人のプリザーブド・アーティフィシャルフラワーの団体です。
FEJでは「プリザーブドフラワーアドバイザー検定」、「プリザーブドフラワー技能講師検定」、「プリザーブドフラワー資格」などの資格を扱っています。

プリザーブドフラワーアドバイザー検定

「プリザーブドフラワーに関する幅広い知識を身につけているか」を問うものです。

取得要件と受験費用

  • 試験対策講座の受講 (テキスト・試験対策講座付き 10,000円
  • 試験料 3,000円

知識の向上と確認を目的とするもののようです。

プリザーブドフラワー 技能講師検定

講座を受講して認定を受けることで取得することができます。

取得要件と受験費用

  • 講座5単位(5作品) の受講 (材料費・レシピ付23,500円 レッスン料14,500円)
  • 認定料30,000円 ※試験料・修了証・指導用マニュアルセット

プリザーブドフラワー 技能講師になると、この講座を講師として教えることが出来るようになります。

また、そのためには

  • 年会費 3,000円/1年間(初年度の1年間無料)

を払う必要があります。

プリザーブドフラワー 資格

プリザーブドフラワーの先生になるための資格です

取得要件と受験費用

  • プリザーブドフラワー資格取得コースの受講 受講料150,000円 全8作品 すべて花材費込
  • 試験料10,000円 ディプロマ発行料込
  • 試験花材費6,000円~8,000円程度(個人差あり)

コース卒業後も本部より隔週で花レシピや情報を受け取ることができ、開校のサポートを受けることができます。
また、そのためには年会費を払う必要があります。

  • ライセンス会員15,000円/1年間

また、資格取得後もスキルアップコースが設けられています。
公式HPリンク FEJ

4 IPFA(International Preserved Flower Association)

IPFAは東京・銀座を本部とし、パリ、シアトルに支部を持つプリザーブドフラワー協会です。
IPFAでは「IPFA認定ディプロマ」「IPFA正会員」「プリザーブドフラワーアレンジ製作士」「IPFA認定花育士」等、たくさんの資格を扱っています。この中から「IPFA認定ディプロマ」を紹介します。

IPFA認定ディプロマ

コースを受講して認定を受けます。

コース概要

  • 修了回数と製作アレンジ数 6回6作品
  • 1回のレッスン時間 約120分
  • 修了期限 初回レッスン日から1年間
  • レッスン代 120,000円(税込価格129,600円) ※レッスン代には花材費も含まれています。

認定

  • 試験時間 120分
  • 受験資格 当コース修了者
  • 認定試験代 21,000円(税込価格21,600円)※花材費も含まれています。
認定を受けると、IPFA認定ディプロマを取得することができます。この後、
  • アドバンスコースを受講すると正会員に、
  • インストラクターコースを受講すると、IPFAディプロマコースを自宅で人に教えられるように

なります。

公式HPリンク IPFA

5 AUBE(AUBE Preserved Academy)

AUBE Preserved Academyは、2003年12月にプリザーブドフラワー専門協会として設立され、現在は認定会員数1,500人とのこと。
どちらかというと、花材購入や開業後の支援ビジネスがメインで、レッスンのための本部はなく、認定の各教室がレッスンをするという形であり、本部が直接関与するのはDVDによる通信講座のみのようです。

ディプロマ取得(資格取得)

取得の要件

  • コース修了

ディプロマコース概要

  • 12作品 108,000円

※費用に花材は含まれず、DVD通信講座である点を考えれば、各自準備するということでしょうか。

公式HPリンク AUBE

プリザーブドフラワーの資格まとめ

この表に代表的な資格をまとめました。
ディプロマ資格等ご検討されている方の参考になれば幸いです。
団体名資格名取得の要件費用備考
JPFA
日本
プリザーブド
フラワー
協会
JPFA
JPFAディプロマ資格・ディプロマ取得
コースを受講
・申請
・220,000円+税
・申請費用
年会費等費用不明
12作品
+登録教室を開講する資格・登録教室開校
講座を受講
・40,000円+税
+認定教室を開講する資格・認定教室開講
講座を受講
・70,000円+税
FDA
Flower
Decorators Assosiation
スクール
FDA
FDAプリザーブドフラワー2級・2級対応講座
(通信)の受講
・受験
・登録
・年会費
・194400円
・7700円
・14000円
・6480円/year
12カリキュラム
・2級を取得
していること
・1級対応講座
(通信)の受講
・受験
・登録
・年会費
・194400円
・9900円
・17200円
・6480円/year
15カリキュラム
FEJ
Flower
Education
Japan
FEJ
プリザーブドフラワー 技能講師検定
(この講座のみ教えられる)
・試験対策講座
の受講
・認定料
・年会費
・38000円
・30000円
・3,000円/year
5作品
プリザーブドフラワー 資格・資格取得コース
の受講
・試験の受験
・試験花材料
・ライセンス会費
・150,000円
・10,000円
・6,000円~8,000円
・15000円/year
8作品
IPFA
International Preserved
Flower
Association
IPFA
IPFA認定ディプロマ・コースの受講
・認定試験の受講
・129,600円
・21,600円
年会費等費用不明
6作品(120分×6回)
IPFA正会員・認定試験の受験162,000円
32,400円
5作品(120分×10回)
AUBE
Preserved Academy
AUBE
AUBE P.A. 認定ディプロマ・コース受講
(通信)
・108000円
12作品
会費等なし

※本記事は、2017年5月現在、調べられる範囲(パンプレットとインターネット情報)で調べたものです。必要な費用が漏れていたり、転記ミスがあったりするかもしれません。ご受講の際は、必ずご自身で各団体にご確認くださいますようお願いいたします。

最後に~看板のため~

どの資格も、スキルの習得とはまた別に、「その団体の認定講師である」と言うことを売りに看板を掲げようと思うと、それなりの費用が発生するようです。

その費用を払ってもなお、やはり看板には看板の価値はあるのかもしれません。

中には、講師として開業する場合、会費や費用はとるけれど、

  • 花材の購入や
  • ホームページの作成

を請け負ってくれる団体もあり、
「なるほど。そういうビジネスモデルなんだなぁ」
と感心しました。
最初は看板のお力をお借り、スキルはスキルとして、コツコツと知識と経験を積んで自分のスタイルをつくる。
それが開業の一つの道なのかもしれません。