プリザーブドフラワーの作り方

本記事ではプリザーブドフラワーの作り方の概要についてまとめています。
プリザーブドフラワーを作るための市販されている液についてはこちらの記事をご覧ください。

 

なぜ生花はそのままの美しい色を保てないのか

当たり前ですが、生花(フレッシュフラワー)はそのままでは長持ちしません。

しおれてしまいますし、花びらや葉が茶色く変色してしまいます。

では、なぜ、生花はそのまま放っておくと変色してしまうのでしょうか。

花の色は、花に含まれる色素分子が発色しています。

生花をそのまま放置しておくと、花に含まれる色素分子がさまざまな化学反応によって変化してしまうため、そのままの色を保つことができません。

色素分子の変化は、花の細胞の水溶液中で進行します。

そこで、花が1番美しい状態で、水分を抜いてしまい、色素分子の崩壊を起こらないようにする。

ドライフラワーやプリザーブドフラワーはそのような思想の技術といえます。

詳細はこちらをご覧ください。

プリザーブドフラワーの基本的な考え方

ドライフラワーもプリザーブドフラワーも生花の水を抜くという点では同じです。

ドライフラワーは、

  • 風をかけたり
  • 温めたり
  • シリカゲル使ったり

することによって、お花の水分を抜きます。

これに対して、プリザーブドフラワーは、アルコール類を使って脱水をします。

また、脱水の工程では、多くの場合水溶性である色素分子も抜けてしまいます。

一般にプリザーブドフラワーの作成工程では、脱水後には着色します。

着色の工程には、2つの意味があります。

  • 色の補充
  • 保湿

です。

プリザーブドフラワーは、よくも悪くも脱水工程で色が抜けますので、好みの色に着色することが可能です。

また、着色と同時に、生花と同じようなみずみずしさを保つために、水の代わりにグリセリン等の保湿剤を補充します。

プリザーブドフラワーの作り方

プリザーブドフラワーは以下の4つ工程で作ります。

  1. 水場げ
  2. 脱水
  3. 着色
  4. 乾燥

その後、できたプリザーブドフラワーを使ってアレンジメントをします。

材料

  • 花材
  • 脱水液
  • 着色液

この脱水液・着色液に何を使うかが問題です。

プリザーブドフラワーの脱水液・着色液など市販されている「液」についてはこちらの記事をご参照ください。

市販の液を購入せずに、薬局などで購入できる液で自作されている方も多数見受けられます。

  • 脱水はメタノールやエタノールなどの低級アルコール類
  • 着色は
    • グリセリン、ポリエチレングリコールなどの高級アルコール類
    • 万年筆のインクやプリンターのインクなどの着色料
  • で手作りすることもできるようです。

どちらにしろ、溶剤を使うことになりますので、薬品が肌に触れないよう手袋したり、場合によってはマスクをしたり、か気のいいところで作業する必要があります。

水場げ

花の茎を数センチ残し、水の中でよく切れるハサミで切ります。

切り口はすぱっと斜めに。

そしてしばらく水に漬けておきます。

こうすることで良いコンディションで、プリザーブドフラワーを作ることができます。

水場げ

脱水

メタノールやエタノールを含む脱水液に数時間から1日つけます。

少なくとも半日は付けておいた方がが良いようです。

着色

脱水液から回収後、脱水液をよくきって、着色液につけます。

1日つければ色がつきます。

乾燥

着色液から引き上げ、脱水液で一洗いして、乾燥します。

乾燥したら完成です。

この後、お好みでアレンジメントをしていきます。

以上、プリザーブドフラワーの作り方の概要でした。