変色してしまう。シワになる。きれいな押し花をつくるための9つのテクニックまとめ

押し花は手軽にできるドライフラワーの作り方の1種。
比較的簡単な資材で、お花をきれいな色や形で保管することができます。
また、「薄くなる」という点を生かし、作った押し花の素材を使って

  • レジン加工したり、
  • キャンドルを作ったり、

本物のお花を使った小物を作るという楽しみもあります。

押し花は、ごく簡単には

  • ティッシュペーパー
  • ダンボールや新聞紙
  • 本などの重石

で作ることができますが、花の種類によってはうまくいかないケースもあります。

アジサイ押し花

そこで、うまくいかない場合の対処方法、うまくいかないときに使うべき押し花のテクニックについてまとめました。

  • 花びらの数、葉っぱの数が多いとき
  • 厚みがある花や葉の時
  • 平行脈の葉の時
  • 水分が多いとき押し花
  • 変色してしまう時
  • 加熱の方法
  • 縮んでしまう時

こんなお悩みがあるかたの制作のヒントになれば幸いです。

花びらの数、葉っぱの数が多い時

テクニック1 間引く。

野花等で葉っぱの多い草を押す場合。
また、たんぽぽや菊など花びらが多い押す場合。
葉っぱの数を間引いてあげたり、花びらの数を間引いてあげると、水分が抜けやすくなり綺麗におせます。

テクニック2 ばらす。

押し花にすると花びらが重なってしまうけれど、その花びらの多さが魅力である花の場合、

  • 押し花を押すときはお花をばらして、花びら1枚ずつ押し花を作り、
  • 押し花になった後に組み立てる

というやり方もあります。
この方法によって、カーネーションやパラなど花びらが多い花も綺麗に押すことができます。

厚みがある花や葉の時

テクニック3 半分に切る。3分の1に切る。

お花の横顔押し花にしたいとき。
つぼみを押し花にしたい時。
くきを押し花にしたいときに使うテクニックです。
カッターナイフで、お花や茎を縦にわってから押します。

テクニック4 サンドペーパーで裏側に傷をつける。

縦にわるほどの厚みを無いけれど、水分が抜けにくい場合。
ユリやランなどの、肉厚の花びらの場合、ガクなどをとってしまうという他に、9サンドペーパーで傷をつける方法があります。
傷から水分が抜けやすくなります。

変色してしまう時

白い花が茶色くなってしまう時

綺麗な色の押し花ができないときの対処方法基本的な考え方は「急速に水分をぬく」。
では短時間で水分を抜くにはどうしたらよいでしょうか。

テクニック5 乾燥材を使う。

押し花用の乾燥シートを使います。
この場合

  • 乾燥シート+ティッシュペーパー+花+ティッシュペーパー乾燥シート

の順になるようになるように重ねて、zipつきのビニールバックに入れて口を閉じます。
これに重しを載せます。

テクニック6 加熱する

短い時間で水分を抜くもう一つの方法。
それが加熱するという方法です。
加熱の手段には、

  • 電子レンジ
  • アイロン
  • カイロ
  • 押し花専用ヒーター

があります。
いずれも加熱しすぎると、やはり変色してしまうので、温度には注意が必要です。

テクニック7 熱湯で処理する

変色の原因の1つは植物に含まれる「酵素」。
酵素の働きを活性化するために熱湯につける処理方法があります。
しかし、植物は65~80度に弱く、この温度域でも変色してしまいますので、ここをさっと通過させるのがポイント。

  • 100度のお湯と
  • 氷水

を準備し、お湯にくぐらせたあとは、すぐに氷水に漬けます。

赤い花が黒ずんでしまうとき

テクニック8 クエン酸で処理する

赤を発色している色素分子の正体は「アントシアニン」。
アントシアニンは酸性条件下では「赤」ですが、アルカリ性条件下では「青色」になります。
押し花を作る工程や、保管中に、PHが変わってしまうと色も変わって黒ずんでしまいます。
赤く戻したかったらクエン酸を使って、酸性してやると良いそうです。
押し花にした後でも、クエン酸を使った色でしか有効ですので、小ものづくりの直前やアレンジメントの直前によると良さそうです。

縮んでしまう時

テクニック9 湿らせる

しわになってしまうものは一度水分を与えてから押すときれいに押せることも。
アイロンかけのようですね。
この方法紅葉の葉などに有効です。

本記事の参考文献はこちらです。

きれいな押し花作りの参考になれば幸いです。